79年にザ感度シリーズの中堅機として発売された1台です。このモデルの前後に日立からも非常に似たデザインの高感度モデルが発売されており、どうもこれはソニー独自のモデルでは無く同社の下請け的な存在だった十和田オーディオ(現アイワ)が作り、日立も略同じコンセプトのモデルを同社に委託して作らせたのでは無いかと思って居ます。あくまで小生の主観では有りますが、それくらい外観も内部の作りも似て居ます。このモデルはザ感度シリーズの中堅とは言え、AMの感度についてはソニーの最高級機と同等の感度を持っていると言う謳い文句で売り出されて居ます。内部には160mmの大きなフェライトアンテナが入っており、AM感度は実際に非常に高いと思います。一説にはその後にAM番長の名を欲しいままにして居た同社の名機ICF-EX5と同等の感度と言う方もいる様ですが、手元でベストコンディションの両機を同条件で比較した事が無いので、何とも言えません。 但し、単体で見て充分高感度である事は良く分かります。AMの音質が良いことも特長で、AMで音楽番組を楽しむ事が出来るのは、このモデル以外では数える程しかないでしよう。音の良さには強力な磁気回路を持ったスピーカーの背面を十分に空けて作ってある事も貢献している筈です。AMについては各地域の主要放送局をダイヤル式でチューニングスケール下方に表示できる機構も秀逸なアイデアです。一方で、ザ感度シリーズの特徴であるスライド式のボリュームとトーンコントロールは抵抗部分に埃(カーボン?)が付着して接触不良になるケースが非常に多い。それだけならまだしも、修理が難しい。トラブルは略全個体におきますが、経験が無いと略確実にスライド部分を壊します。割と力の掛かる部分なので、壊してしまうと修理は困難です。この部分はスライドボリュームはそのままでボディを開け、内部から外したスライド部分を再度組み直したボディの外側から嵌めるこむ必要が有りますが、初めてだとまずこう言う手順は思いつかず、壊してしまいます。小生自身が数回の失敗から漸く会得した位ですから、初めての方には修理はお勧めしません。この個体は非常に綺麗でカバーも付いており、外観は申し分ありませんが、トーンコントロールが矢張り駄目で、修理済みです。電池はおつけします。過去扱った中ではベストコンディションです。
カテゴリー: | テレビ・オーディオ・カメラ>>>ラジオ・コンポ>>>ラジオ・ラジカセ |
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商品の状態: | 目立った傷や汚れなし |
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ブランド: | ソニー |
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配送料の負担: | 送料込み(出品者負担) |
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配送の方法: | 佐川急便/日本郵便 |
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発送元の地域: | 千葉県 |
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発送までの日数: | 1~2日で発送 |
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