カバーは有りませんが、此方も状態は非常に良好です　ソニーICF-110F

カバー付きの一台が偶々同時出品となりましたので、モデルの詳細はそちらをご覧下さい。略同じタイミングで落札した個体ですが、此方は残念ながら革カバーが有りません。但し、状態は非常に良く、欠けた部分や動作の不良も有りません。発売されて殆ど60年近く経過した個体としては非常に良いと思います。ソニーはこの後継機のIC11がビッグヒットとなり、ナショナルのワールドボーイGX(此方もビッグヒット)と共に3バンドラジオのブームを巻き起こします。IC11はSiri非常に洗練されたデザインで、小生個人としては古今東西最高のデザインの一台かと思いますが、残念ながら耐久性とパワーハンドリングの面ではこの110Fに敵いません。理由は簡単で、110Fは非常に複雑な金属製の枠に基板を付けて、ボディに7本位のビスで強固にガッチリと固めてあるため、不要な振動が起きず、密閉性も高いのですが、その反面メンテナンス性は非常に悪い。IC11はメンテナンスが難しいという前作の反省から極端に構造を単純化して居ます。一枚の基板はビス1本で取り付けられており、スピーカーも背面からスポンジでスピーカーグリルには押し付ける仕組みです。多分大幅なコストダウンもして居た筈で、IC11のヒットは可成りの利益をソニーにもたらした筈です。そのツケが回ったというのか、設計時点では誰も想像して居なかったのですがでしょうが、50年以上経過すると、此方の110Fの中古は劣化が少なく修理すれば元の状態近く迄戻す方が出来ますが、後継のモデル群は何も劣化が大きい。ライバルだったワールドボーイGXも耐久性の高さは折り紙付きなので、今になると状態の良い個体が残っている割合には大差があります。そんな訳でIC11に特別な思い入れが無ければ個人的には此方の110Fをお勧めします。修理後の性能には大差は無く、これから先も永くお使い頂けると思います。電池付き。お届け翌日迄の買い手責任外の不具合には対応致します。メルカリを見ると60年代後半から70年終わり頃のモデルが動作未確認でメンテ無しでも馬鹿高い価格で出て居ますが、ご自身で修理出来る方以外には全くお勧めしません。ボロボロでキズだらけの物をレトロ感満載ですと言う神経には首を傾げざるを得ません。

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商品の状態:	目立った傷や汚れなし
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