渡辺裕司「星の曽爾高原」(木版画) EA

渡辺裕司「星の曽爾高原」(木版画) EA自宅に長期飾っていた木版画です。木版画としては大型で、色彩豊かな奥行きのある美しい作品だと思います。もともとは作家が保存用に持っておく版画の意味の「EA」（フランス語の「Epreuve d’artisteエプルーヴ・ダルティスト）作品です。資料として作家が保存したり、美術館に寄贈したり、美術関係者へ贈ったりするためのものらしいです。もちろん、版画作品としてのクオリティは通常のエディションナンバー作品と変わりません。長期飾っていたために、汚れもあります。必ず画像をよくご確認ください。気になる方は購入をお控えください。■額寸:ヨコ742×タテ560(mm) ■画寸:ヨコ515×タテ335(mm) 伝統的な浮世絵木版画の技法を駆使して制作される渡辺裕司先生の現代の木版画、版を幾重にも彫り進め摺り重ねていく技法による、四季の風景。山々や水辺、草木や天空の変化は観るものに、なつかしい記憶と感動を呼び覚まします。色数、擦り度数は30版を超えます。 彫り進み木版技法は再現のできない希少な作品として扱われています。■ 渡辺裕司（わたなべゆうじ） 1941年 三重県生まれ1963年 木下富雄先生に師事1966年 日本版画協会展初入選1968年 日本版画協会展奨励賞　水彩協会版画部門最高賞1984年 版画大賞展買上賞1986年 信州版画協会展 知事賞2005年 日本の華麗なる手仕事の世界展出展（フランス/パリ）京都・長野・宇治・東京・亀山を経て埼玉にアトリエを構え、各地で個展を多数開催している。彫り進み木版画1枚の版木を少しずつ彫っては異なる色のインクを載せて刷っていくことにより多色刷りにしていく手法。

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